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天中殺の意味。空亡・大殺界との違い。悪い運気って本当?

こんにちは、はやみです^^

この記事では

  • 天中殺ってどういう意味?
  • 空亡や大殺界と何が違うの?
  • 怖い時期なの?
  • 天中殺って当たるの?
  • 何もしちゃいけないって本当?

上記のような疑問にお答えします。

占い師に「天中殺だから仕事も恋愛もすべて失敗する」って脅されて不安なんです…。

と、心配している方もいると思うので先に結論を言うと、天中殺は当たらないのでご安心ください。

それでは、天中殺について詳しく解説していきたいと思います。

目次

天中殺(てんちゅうさつ)の意味とは?

天中殺は「何をしてもうまくいかない悪い時期」と言われています。

主に算命学(さんめいがく)という占星術で使われる言葉で、四柱推命(しちゅうすいめい)でも同じ意味で使われることがあります。

東洋占星術では干支(かんし)を使って個人の性格や運気を読み取っていくんですが、天中殺もこの干支と関わりがあります。

干支暦(かんしれき)

干支というのは、10種類の天干(てんかん)と、12種類の地支(ちし)の組み合わせで構成されています。

天干・・・甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
地支・・・子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥

これを順番に組み合わせていくと、地支が2つ余ることになります。

そして、この余った2つのことを天中殺と呼んでいるわけです。

ではなぜ、余った2つが「悪い出来事が起こる期間」なのかというと、天干は「空間」地支は「時間」と解釈されているからです。

余るのは地支の「時間」ですよね。

つまり、空亡・天中殺の期間とは「自分が現実世界(空間)にいない状態で、時間だけが過ぎ去っていく期間」という解釈なんです。

だから何をやっても、地に足が着いていないから、うまくいかないと言われているんです。

以上が天中殺の理論です。

ただし、最初にお伝えした通り天中殺は当たりません。なぜなら、理論が間違っているからです。天中殺が当たらない理由についてはこちらの記事をご覧ください。

天中殺の種類

天中殺は6種類あります。

また、天中殺は日柱の干支(にっちゅうのかんし)で判断します。

上記の場合、日柱は「丁未」になります。

子丑天中殺(ねうしてんちゅうさつ)

子丑天中殺になるのは、日柱が以下の人です。

甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥

寅卯天中殺(とらうてんちゅうさつ)

寅卯天中殺になるのは、日柱が以下の人です。

甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑

辰巳天中殺(たつみてんちゅうさつ)

辰巳天中殺になるのは、日柱が以下の人です。

甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯

午未天中殺(うまひつじてんちゅうさつ)

午未天中殺になるのは、日柱が以下の人です。

甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳

申酉天中殺(さるとりてんちゅうさつ)

申酉天中殺になるのは、日柱が以下の人です。

甲戌・乙亥・丙子・丁丑・戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未

戌亥天中殺(いぬいてんちゅうさつ)

戌亥天中殺になるのは、日柱が以下の人です。

甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉

四柱推命の空亡・六星占術の大殺界との違いは?

天中殺と似た言葉に、空亡(くうぼう)大殺界(だいさっかい)があります。

今年は天中殺空亡大殺界が重なるので怖いです…。

と、不安に感じている方もいらっしゃると思いますが、実はどれも同じ時期のことを指しています。

つまり、運気が不安定になる悪い時期を

算命学では天中殺
四柱推命では空亡
六星占術では大殺界

と表現しているだけで、その中身に大差はありません。

厳密に言うと少しだけ違うんですが、ベースになっている理論や導き出し方はどれも同じです。天中殺と空亡と大殺界は重なるのが普通なので、心配しなくても大丈夫です^^

空亡の種類

天中殺と空亡は同じです。

なので、空亡も天中殺を同じように6種類あります。日柱で判断する点も同じです。

子丑空亡(ねうしくうぼう)

子丑空亡になるのは、日柱が以下の人です。

甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥

寅卯空亡(とらうくうぼう)

寅卯空亡になるのは、日柱が以下の人です。

甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑

辰巳空亡(たつみくうぼう)

辰巳空亡になるのは、日柱が以下の人です。

甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯

午未空亡(うまひつじくうぼう)

午未空亡になるのは、日柱が以下の人です。

甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳

申酉空亡(さるとりくうぼう)

申酉空亡になるのは、日柱が以下の人です。

甲戌・乙亥・丙子・丁丑・戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未

戌亥空亡(いぬいくうぼう)

戌亥空亡になるのは、日柱が以下の人です。

甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉

大殺界の種類

大殺界には「◯◯大殺界」といった種類はありません。

というのも、そもそも六星占術というのが「天中殺の種類」から名付けられているからです。

子丑天中殺 = 水星人

水星人になるのは、日柱が以下の人です。

甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥

水星人には子丑天中殺が巡ってきます。

寅卯天中殺 = 木星人

木星人になるのは、日柱が以下の人です。

甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑

木星人には寅卯天中殺が巡ってきます。

辰巳天中殺 = 天王星人

天王星人になるのは、日柱が以下の人です。

甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯

天王星人には辰巳天中殺が巡ってきます。

午未天中殺 = 火星人

火星人になるのは、日柱が以下の人です。

甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳

火星人には午未天中殺が巡ってきます。

申酉天中殺 = 金星人

金星人になるのは、日柱が以下の人です。

甲戌・乙亥・丙子・丁丑・戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未

金星人には申酉天中殺が巡ってきます。

戌亥天中殺 = 土星人

土星人になるのは、日柱が以下の人です。

甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉

土星人には戌亥天中殺が巡ってきます。

天中殺はどんな運気なのか?

天中殺の期間は「何をやってもうまくいかない」と言われています。

特に「新しいことを始めてはいけない」と言われていて、天中殺期間に始めたことは必ず失敗するとか、不幸を招くと言われています。

天中殺は当たらないので心配する必要はないのですが、一応「どんなことが起きると言われているのか」イベントごとに確認していきましょう。

結婚・離婚

天中殺の時期に結婚や離婚をするのは良くないと言われています。この時期に結婚したカップルは必ず別れると言われることもあります。また、離婚もうまくいかないと言われています。

受験・就職・転職

天中殺の時期に受験や就職、転職はしない方が良いと言われています。天からの支援がないのでうまくいかないから、というのが理由だそうです。

起業・新規立ち上げ

天中殺の時期に起業すると必ず失敗すると言われています。会社を興すだけでなく、新規事業や新しいプロジェクトを立ち上げるのも良くないとされています。

引っ越し・家を建てる

引越しや家を建てるのも良くないと言われています。天中殺期間に引越しをすると、引越し先で不幸になると言っている人もいます。

大きな契約・買い物

金額の大きな買い物は避けた方が良いと言われています。その買い物が不幸を招いたり、金銭トラブルに発展するなど、良くないことが起きるそうです。

天中殺の時期に新しいことを始めると必ず失敗って本当?

結論からお伝えすると、天中殺期間中に新しいことを始めても問題ありません。

天中殺の時期に受験をするのは避けた方が良いと言われていますが、それなら天中殺が巡ってきている受験生はどうすればいいんでしょうか。天中殺だから受験しないで何年も浪人すればいいんでしょうか(汗)

あまりに非現実的です。

天中殺期間に起業をすると失敗すると言われていますが、僕は大運天中殺が巡っている時期に起業しています。

「起業した3年後には約50%の企業が倒産する」と言われていますが、弊社は何も問題なく順調に成長しています。

また、僕は天中殺の時期に結婚して5年が経ちますが、何も問題なく幸せな家庭を築けています。

将来的に離婚する気配はゼロですし、天中殺じゃない時期に結婚した夫婦よりも幸せな日々を過ごせていると思ってます^^

今住んでいる家も天中殺期間中に引っ越してきました。

天中殺の理論でいうと、引越しでトラブルが起きたり新居でトラブルに巻き込まれたり色々大変なことが起きるとのことですが、契約も引越しもスムーズでしたし、家は綺麗だし周りに住んでいる方々も良い人ばかりですし、僕も妻もペットたちも気に入っています^^

こんな感じで、僕は天中殺の時期に新しいことを始めまくっていますが、何も起きていません。ですので、みなさんもご安心いただければと思いますm(_ _)m

ただ、なかには

私は天中殺の時期に悪いことがあったので心配なんです…。

という方もいらっしゃると思うので念のため補足しておくと、それはたまたま当たっただけです。

タロット占星術では運気の不安定な時期を死神で表す

運気が不安定になる時期は、たしかに存在します。

僕が生み出したタロット占星術では、その不安定な時期を「死神のカード」で表しています。

死神の時期が巡ってくると、精神的に不安定になったり、仕事がうまくいかなくなったり、対人トラブルが増えたり、さまざまな苦労が出てきます。

ですが、死神は今回説明した天中殺・空亡・大殺界とは全く異なる理論で導き出しています。

算命学や四柱推命では「良い時期」とされていても、タロット占星術では「死神」になることもありますし、算命学や四柱推命で「悪い時期」とされていても、タロット占星術では「良い時期」となることもあります。

なんですが、たまたま天中殺と死神が重なることがあるんです。

その結果

やっぱり天中殺って当たるんだ…!怖い…!

となってしまうんですが、これは天中殺が当たったわけではありません。「確率的に当たることもある」というだけの話です。

天中殺の場合「Aさんには当たるけど、Bさんには当たらない」というケースがよく発生します。当たる確率は高く見積もっても50%くらいです。サイコロを振って奇数か偶数か当てるのと同じ確率です。

陰転(いんてん)・陽転(ようてん)

天中殺を外した時の言い訳のために、天中殺には陰転・陽転という考え方があります。

天中殺の時期に悪いことが起きている人に対しては「陰転しているからだ」と言い、天中殺の時期なのに良いことが起きている人に対しては「陽転しているからだ」と言うわけです。

つまり、相談者の方がどのような状況にあったとしても、後出しジャンケンで的中率100%に持っていくことができるんです。

天中殺の理論が不完全で的中率が低いからこそ

あれ…この人は天中殺なのに良いことが起きてるぞ…。何でだろう…。もしかしたら天中殺には良いことが起きる条件と悪いことが起きる条件があるのかもしれない…!

という発想になり、後付けで様々な条件を考え出した結果「陰転・陽転」という概念が生まれたんだと思われます。

もちろん、最初から「鑑定を外した時の言い訳のための理論を作ろう」という考えではなかったはずです。天中殺を信奉する占い師が必死になって様々な事例を分析した結果が「陰転・陽転」なんだと思います。

どのような経緯で「陰転・陽転」という概念が生まれたのかは知りませんが、いずれにせよ天中殺は当たりません。

まとめ

最後に、要点をまとめます。

  • 天中殺は何をやってもうまくいかない悪い時期のこと
  • 特に新しいことを始めるのはNGとされている
  • 空亡や大殺界も同じ意味で大差はない
  • ただし、天中殺の理論は不完全で当たらない
  • 陰転・陽転という後付けの理論で的中率を高めている

何度もお伝えしてきた通り、天中殺は当たりません。

事実、僕自身は天中殺の時期に結婚・起業・引越しをしましたが何も問題は起きていません。むしろ幸せな毎日を過ごせています^^

ただし、天中殺とは全く違いますが、運気が不安定になる時期はたしかに存在します。正しい運気を知りたい方はぜひタロット占星術の鑑定にお申し込みください。

僕のもとには

他の占い師の鑑定結果に納得できなくて…。

という方がたくさんいらっしゃいます。

特に今回の天中殺・空亡・大殺界絡みでのセカンドオピニオンが多いです。みなさん正しい運気をお伝えすることで安心されていますし「やっぱりそうですよね」とご納得いただけています。

また、算命学や四柱推命では「普通の運気」と鑑定された場合でも、僕のタロット占星術の鑑定を受けると「いやいや、めちゃくちゃ苦しい時期ですよね」というケースも多いです。

自分自身が非常に苦しい運気の中にいると知ることで、心の重荷が取れるものです。自分の努力が足りないせいだと自分を責めていた方も、運気が原因だと知れば心が軽くなって救われます。

正しい運気を知ることは本当に大切なことだなと痛感します。

みなさんも天中殺にはお気をつけくださいm(_ _)m

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