HSPには「先天性HSP」と「後天性HSP」の２種類がある

突然ですが、あなたは「HSPには後天性HSPがあること」をご存知でしょうか？

一般的には

• HSPは生まれ持った気質である
• この気質は一生変わらない

と言われていて、HSPには先天性のものしかないと考えられています。

ですが、これは「人間の性格は生涯を通して変わらない」という思い込みが生んだ定説であって、事実とは異なります。

占星術をマジメに研究している人なら誰もが知っていますが、実は人間の性格・価値観・能力は毎日小さく変化しているんです。１年単位・１０年単位で見れば別人レベルに変わることもあります。

当然、HSP気質でも同じことが起きます。

つまり、もともとHSPだった人が、２０代の頃はHSPが強まって苦しさが倍増したり、３０代になるとHSPが弱まって積極的に人と関われるようになったり

反対に、もともとHSPではなかった人が、ある時期を境にHSP気質が出てきて「あれ…。自分ってHPSなのかも…。」と感じることがあるということです。

【HSP度の確認】過去の自分を振り返ってみてください

昔から繊細で疲れやすいタイプだったなら、あなたは先天性のHSPなんだと思います。

また、このように僕の記事を読んでくれているということは

という苦しい状況に追い込まれているんだと思います。

ただ、仮に今の苦しさを１００とした時に、１年前・５年前・１０年前・２０年前の苦しさを数字で表してみるとどうなるでしょうか？苦しさに「波」がありませんか？

という人はいないはずです。

• １０代は今ほど繊細じゃなかった
• ２０代は大勢の人と関わってバリバリ仕事ができた
• ３０代になって神経が衰弱してきた感覚がある

このように、HSP気質をあまり感じない時期、HSP気質を強く感じる時期があったかと思います。

その経験こそが「人間の性格が変わることの証拠」であり、実はこれらの変化を引き起こしているのが運気なんです。

普通の人が後天的にHSPになることがある

ここでいう「普通」とは、繊細度が「普通」という意味です。

繊細度が強いとHSPになりますし、繊細度が弱いと（言葉は悪いですが）鈍感でガサツで人の気持ちを全く気にしないHSPとは真逆のタイプになります。

普通の人はもともと繊細さと鈍感さの両方を兼ね備えているので、運気によって繊細さが強まったり鈍感さが強まったりするんです。

つまり「後天性HSP」とは、もともと繊細度が普通の人が、運気の影響によってHSP気質が強まった状態のことを表しているんです。

先天性HSPの人は昔から「自分は人と違う」とか「生きづらい」と感じながら生きてきましたが、後天性HSPの人はもともと「生きづらさ」を感じていたわけではないので

と、戸惑うことになります。

• 何かがおかしい…。
• 昔のように頑張れない…。
• 仕事も続かない…。
• 人付き合いも億劫になってきた…。
• すぐに疲れちゃう…。

こんなふうに、以前とのギャップに苦しむことになります。

HSPは運気で強まったり弱まったりする

HSPに限った話ではありませんが、僕たちの性格は運気の影響で大きく変化します。

先天性HSPの人は、HSPが弱まることもあるし、強まることもあります。後天性HSPの人は、HSP気質が強まる時期以外は「非HSP」として普通に過ごせます。

僕は先天性HSP（HSS型HSP）ですが、HSPが弱まった時期はベンチャー企業の代表取締役としてバリバリ仕事をしていました。

しかし、２６歳になった時にHSPが強まったことで鬱になり、今現在もHSP気質が強まる運気の中にいます。

HSP気質が強まっている状態なので基本的には「しんどい時期」ではありますが、占星術を学んで運気を活用できるようになったおかげで、しんどい時期にも関わらずストレスなく過ごせています。

家族との時間を最優先し、仕事の時間を減らし、関わる人を極限まで減らし、自分がやりたいことだけをやっていますが、何不自由なく暮らせています。

これは全て占星術を学んだおかげなんですが、HSPが占星術を学ぶメリットについては以下の記事をご覧になってください。

先天性HSPになる人の特徴

僕が考案したタロット占星術では、以下のような宿命カードを使って「生まれ持った性格・価値観・能力・対人関係」などを読み取っていきます。

宿命カードの中にどんなカードが出るかによって、HSP気質かどうか判断できます。

HSPのカード① 星

星は「まさしくHSP」というカードです。

繊細で傷つきやすいガラスのハートを持っていて、人付き合いも苦手でかなり慎重なタイプです。その一方で温和で優しく、美的センスに優れるという一面も持っています。

HSPのカード② 審判

審判は「奉仕の心」を表すカードです。

平和主義で慈しみの心を持った優しい人です。ただ、周りに対してかなり気遣いをするタイプで、基本的に周りに合わせて行動するため「自分」がなくなって疲れやすいです。

HSPのカード③ カップの４

カップの４は「内向性」を表すカードです。

無口で静けさを好み、精神的なもの・内面的なものに関心が強いです。考え方はネガティブで内気な性格なので、人付き合いも苦手です。

HSPのカード④ カップの５

カップの５は「不安定さ」を表すカードです。

生れながらに不安定で否定的な心理を持っています。人に対してなかなか心を開けなかったり「自分なんて…」と自己否定的な考え方に陥りがちです。

HSPのカード⑤ ソードの４

ソードの４は「思慮深さ」を表すカードです。

HSPの特徴である「Depth of Processing：深く考える」に該当します。ものごとを深く考えられる人です。心配性な人でもあります。

HSPのカード⑥ ソードの９

ソードの９は「悩み」を表すカードです。

このカードを持っている人はもともと悩みやすいタイプです。過去のことを引きずったり、小さいことで「ああでもない、こうでもない」とクヨクヨしてしまいます。

後天的にHSPが強まる時の特徴

上で挙げたカードを１枚も持ってない人でも、運気によってHSP気質が出てくることがあります。

先天性HSPの人にHSPが強まる運気が巡ってくると、かなり苦しい時期になります。

HSPが強まるカード① 死神

死神が巡ってくると理性が崩壊してメンタルバランスが崩れます。何事に対してもネガティブになったり、臆病になったり、絶望的な閉塞感を感じたりします。

HSPが強まるカード② 運命の輪

運命の輪が巡ってくると空想的になって現実感覚が弱まります。その結果仕事をコロコロ変えたり、気持ち的にもふわふわ落ち着かなくなります。

HSPが強まるカード③ 女教皇

女教皇が巡ると慎重で引っ込み思案になるので、積極性がなくなります。知的になる分、心配性になって行動する前にあれこれ考えたりクヨクヨ悩んだりします。

HSPが強まるカード④ 戦車

戦車が巡ってくると自分を抑え込む気持ちが強くなります。繊細度が中くらい〜強い人の場合、自己抑鬱的な気持ちになって苦しさを感じることがあります。

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今回ご紹介した「運気によってHSPが強まる事例」をより詳しく解説しています。

仕事に悩んでいるマジメな方、HSPで生きづらさを感じている方のために僕が執筆した本で、これを読んでいただければ「今の苦しみを生み出している運気の正体」が掴めるはずです。

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まとめ

今回の内容をまとめます。

• HSPには先天性HSPと後天性HSPがある
• HSPは運気によって強まったり弱まったりする

ということでした。

タロット占星術を使えば

• 自分はもともとHSPがどの程度強いのか
• いつHSPが強まるのか
• いつHSPが弱まるのか

すべてを把握できます。

とはいえ

という方が多いと思うので、まずは「仕事の悩みは運気が９割」を読んでみてください。

運気の存在を知ることで、HSPの生きづらさが解消されますし、今後の人生の指針になることは間違いありません。自信を持ってオススメします^^